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「米ぬか」の研究で、大学院生が2020年度タカノ農芸化学研究助成財団助成金に最年少で採択

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程1年の田中一己(たなか・かずき)君は、先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝 所長)にて米ぬか摂取による大腸炎抑制分子機構に関する研究を行い、その研究成果が公益財団法人タカノ農芸化学研究助成財団の若手部門(40歳未満)の助成金に採択されました。
タカノ農芸化学研究助成財団助成金は創造的、先進的であり、その研究の成果が広く学術研究等に資することが期待できる40歳未満の研究者に対して交付されるものです。2020年度は全国の研究者6名に贈られましたが、その中で田中君は最年少の受賞者でした。
(詳細は、公益財団法人タカノ農芸化学研究助成財団ウェブサイト をご覧ください)

本研究は、日本食に含まれる玄米の"米ぬか"を摂取することによる大腸炎抑制分子機構の解明を目指したものです。田中君は、腸内細菌叢解析や腸内代謝物質解析、遺伝子発現量解析といったさまざまな最先端の実験手法を用いて、米ぬかを摂取することによる腸内細菌叢のバランスの変化と、それに伴った腸内環境の変化が、大腸炎抑制に重要であることを明らかにしました。

本研究により、米ぬか摂取は腸内細菌叢のバランスを変化させることで、アミノ酸の一種であるトリプトファンの腸内での代謝を調節し、それが大腸炎抑制につながることが示唆されました。これらの研究成果と今後の研究計画が高く評価され、本助成金の採択に至りました。

田中君は採択に際し「大学や企業の研究者もいる中で、このような助成金に採択して頂くことができ、大変嬉しく思います。本助成金を活用して、鶴岡から新たな大腸炎治療法や機能性食品の提案ができるように、今後も研究に邁進していきたいと思います」とコメントしています。


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