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2005年のニュース

クラスルームマシンで遺伝子解析と細胞シミュレーション先端研でグリッド・コンピューティング

慶應義塾大学は、先端生命科学研究所に設置したワークステーション「IBM IntelliStation」40台を、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社・東京都港区、社長・大歳卓麻、以下 日本IBM)の技術協力のもとでグリッド・コンピューティング化し、遺伝子解析と細胞シミュレーションに利用していきます。 当研究所では、「IT主導のバイオサイエンス」という新しい生命科学のパラダイムの確立を目指しています。細胞内に存在する数千種類の代謝物質を網羅的に 計測する「メタボローム解析技術」を開発し、その膨大なデータをもとに細胞の振る舞いをシミュレーションする「E-Cellプロジェクト」を行ってきまし た。このような研究を進めていくため、コンピューターによる多大な計算処理を必要としていますが、通常、講義や研修などで利用しているワークステーション を、夜間や休日、長期休暇中など未使用時間帯に、学生および研究者のシミュレーション研究などに開放、グリッド・コンピューティングとして有効活用するこ とを可能にしました。

ワークステーション40台をつないだグリッド・コンピューティング環境は、先端研の既存のスーパーコンピューターとほぼ同等の計算処理能力を持ちながら、運用コストは、半分以下で、ワークステーションを追加購入するだけでシステムを拡張できるというメリットもあります。

このニュースは下記のメディアでも報道されました。

・フジサンケイビジネスアイ 9/2
ZDNet Japan 9/2

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