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IABの新技術が国際論文誌Analytical Sciencesから表彰される

慶應義塾大学先端生命科学研究所の冨田勝所長、石濱泰准教授らの研究グループ(同大学大学院政策・メディア研究科博士課程2年今見考志君)は、癌などの疾病メカニズム解明を目的とし、全自動リン酸化ペプチド濃縮・分析システムを開発しました。

ヒト由来子宮癌細胞に適用したところ、512種のリン酸化タンパク質に含まれる671箇所のリン酸化部位が同定できました。今まで断片的にしか見る ことがきなかった癌細胞のシグナル伝達の仕組みの全体像を理解することが可能となり、癌撲滅に大きく貢献すると期待できます。これは、全自動オンラインシ ステムとして世界で初めて細胞抽出物のような複雑試料から直接リン酸化部位同定に成功した例であり、本研究に対し、Analytical Sciences誌より、Hot Article Award が送られました。

>> 論文へのリンク Analytical Sciences, 2008, 24(1), 161.

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