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世界最先端プロジェクトの研究助手に地元高校生を起用

慶應義塾大学先端生命科学研究所は5月より、同研究所が実施している4つの最先端プロジェクトの「研究助手」として、隣接する山形県立鶴岡中央高等 学校(山田陽介校長)の生徒を任用することになりました。鶴岡中央高等学校は951名の生徒が在籍しており同校生徒の希望者の中から筆記試験と面接で4名 を選抜し採用いたしました。 その任用式が5/8開催されました。



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先 端生命科学研究所では、開設当初より若手の人材育成事業に力を入れており、高校生のサイエンスへの興味・探究心を引き出すことを目的とした合宿形式のバイ オテクノロジー体験プログラムを毎年開催してきました。今回、その新しい展開として、高校生に本格的に研究の現場に入っていただき、研究に貢献していただ く場を設けることになりました。若い人材にバイオサイエンスの最先端に早い段階から触れてもらうことにより、未来の科学者を地元鶴岡から積極的に育成した いという想いと、隣接する鶴岡中央高等学校と高大連携を立ち上げたいという双方のかねてからの想いが基となり、今回の研究助手プログラムが誕生しました。 これを契機に地元の若手人材育成の裾野を広げていきたいと考えています。なお、本プロジェクトの主旨に賛同された株式会社荘内銀行(山形県鶴岡市、頭取: 國井英夫)様から、運営にかかわる費用のご支援をいただくこととなりました。

採用された4名には、基本的に平日の放課後に先端生命研において研究助手として勤務していただき、その対価としてアルバイト代が支払われます。

冨 田所長は「今回の企画は通常の高大連携とは異なり、高校生の学習が主たる目的ではなく、研究助手として研究プロジェクトに実際に貢献してもらうことが目的 です。そしてそのことが結果として、かけがえのない真の教育になるでしょう。このような試みは全国初ではないでしょうか。 偏差値偏重の日本の中等教育を 鶴岡から変えていきたい。」とコメントしています。

このニュースは下記メディアで報道されました。

5/9 山形新聞
5/10 荘内日報
・5/11 朝日新聞
・5/14 NHK 18時のニュース
・5/15 讀賣新聞

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