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2009年のニュース

「光る大学発ベンチャー20選」(経済産業省発表)に鶴岡市の慶大先端生命研発ベンチャー2社が選出される

経済産業省が先月発表した「平成20年度大学発ベンチャーに関する基礎調査報告書」の中で、「光る大学発ベンチャー20 選」に、鶴岡市のバイオベンチャー企業である、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(本社:山形県鶴岡市、菅野隆二社長)とスパイバー株式会社(本社:山形県鶴岡市、関山和秀社長)が共に選出されました。

この調査は、大学発ベンチャーの現状や課題を整理・分析し、今後の施策への反映に資することを目的として、平成14年度から毎年実施されているもの です。同報告書は、大学発ベンチャー支援機関・ベンチャーキャピタル・事業団体の関係者等から情報収集することにより、全国の大学発ベンチャー企業 1,809社の中から「光る大学発ベンチャー20 選」を選定し発表しました。この中に、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社とスパイバー株式会社の2社が選定されました。 (詳細:http://www.meti.go.jp/policy/innovation_corp/whatsnew/fy20vn.pdf


全国トップ20に鶴岡市から二社も選ばれたことは大変喜ばしいことであり、冨田勝所長は以下のようなコメントを発表しました。

「鶴岡発ベンチャーの奇跡」  

   ベンチャー企業とは、沢山あれば良いというものではなく、大きければ良いというものでも、儲かれば良いというものでもありません。"キラリと輝いている かどうか" がベンチャー企業の命です。鶴岡市の慶應大学発のベンチャーは現在まだ二社しかなく、まだ小さくて、儲かってもいませんが、今回、「光る大学発ベンチャー 20選」に二社とも選ばれたということは、まさに「鶴岡の奇跡」です。  

  真に独創的な研究は都会ではできない。これは私の長年の持論 です。都会にいると時流に乗っかった優等生的な研究ばかりになりがちで、常識を覆す自由奔放でキラリと光る発想は、鶴岡のような空気と食べ物がおいしい自 然豊かな土地にいてこそ生まれるのです。優等生になりたくて都会に集まる、という日本人の古いメンタリティを捨て、自由に考え思い切ってチャレンジし失敗 にもめげずに立ち直る、そんな輝いた人材と企業が地方から生まれることで日本が元気になるのです。

  この山形がキラキラと輝く独創的な成功事例を数多く生み出し、全国の手本となり日本を先導する。そんな夢が実現したら素晴らしいことだと思います。その一端を担うために、私たちはこれからも学生とスタッフが力を合わせて鶴岡から光の矢を放ち続ける所存です。

冨田 勝

このニュースは下記メディアで報道されました。
・荘内日報 7/8

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