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冨田所長、国際メタボローム学会功労賞を受賞

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の冨田勝 所長は、8月30日-9月2日にカナダ・エドモントンにて開催された第5回国際メタボローム国際会議において、「国際メタボローム学会 功労賞」を受賞しました。

この賞は"開拓的ビジョンを持ち、メタボローム分野を国際的にプロモートし、学会の発展に寄与したこと"を理由に授与されたもので、9月1日エド モントンでの学会公式晩餐会において、300人の参加者の前でLloyd W. Sumner(ロイド・サムナー)国際メタボローム学会会長から盾が贈られました。冨田所長はスピーチを求められ、「メタボロームの分野は5年前に比べる と大きく成長したが、まだまだ成長途中。山形県鶴岡市の先端生命科学研究所はこれからも成長を続けていく。日本に来るチャンスがあったらぜひ鶴岡を訪問し てください。」と述べて拍手喝さいを浴びました。


国際メタボローム学会は2005年に冨田所長と欧米の研究者数名が理事となってア メリカのボストンを本部に設立されたものです。冨田所長は学会理事として中心的役割を果たして指導力を発揮し、第1回国際会議を日本の鶴岡に誘致すること に成功しました。第1回国際メタボローム会議(同年6月)では冨田所長が学会長を務め、22カ国から約300名が鶴岡に参集し、まさにこの分野の火付け役 となりました。第2回以降は、アメリカ・ボストン(2006)、イギリス・マンチェスター(2007)、ボストン(2008)、カナダ・エドモントン (2009)で開催され、2010年はオランダでの開催が決定しています。

受賞に際し、冨田所長は「メタボロームは生命科学の中核的技術に なりつつあります。私たちは8年前にすでにそのことを信じて、世界に先駆けて鶴岡をメタボロームの一大拠点にし、世界中の研究者を牽引してきました。今回 そのことが認められ、世界中からの参加者の前で表彰されたことは大変名誉なこと。 一緒にがんばってきた曽我朋義教授や西岡孝明教授を中心とした研究所スタッフや、慶應の学生諸君、共同研究してきた理化学研究所や慶應義塾大学医学部や国 立がんセンターの先生方、鶴岡発ベンチャーヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ㈱の社員・役員のみなさん、そして応援してくれた鶴岡市、山形県の関 係者と市民のみなさんに深く感謝します。これはみんなで勝ち取った称号ですのでぜひ鶴岡の誇りに思ってください。」とコメントしています。

このニュースは下記のメディアで報道されました。
・山形新聞 9/7
・読売新聞 9/7
・荘内日報 9/8

写真:左から、Dr.Lloyd W. Sumner(国際メタボローム学会会長)、冨田所長

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