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慶應義塾大学先端生命科学研究所 経済産業省の「地域オープンイノベーション促進事業」に採択

経済産業省は5月30日、「地域オープンイノベーション促進事業のうち大学におけるオープンプラットフォーム構築支援事業」の補助金交付先について 発表し、慶應義塾大学先端生命科学研究所(所長冨田勝、以下慶大先端生命研)が提案した事業テーマ「統合システム生物科学を活用した有用生物資源の生産お よび新製品開発支援拠点の構築」が採択されました。

経済産業省の平成25年度補正予算「地域オープンイノベーション促進事業のうち大学におけるオープンプラットフォーム構築支援事業」は、地域のオープンイ ノベーションを促進することを目的として、大学が地域の公設試験研究機関(以下公設試)と協力しながら、中小企業等への研究設備の開放等を行うオープンプ ラットフォーム構築に必要な研究設備の整備を行うことを支援するもので、大学等の知を効果的に中小企業等に還元することによって、地域の戦略産業の成長に 繋がるイノベーションを加速させ、地域経済の活性化を図るための事業です。本補助事業は、全国で6件採択されました。うち関東2件、東海2件、関西1件で あり、東北地方からは、慶大先端生命研1件でした。実施期間は平成26年度1年間で、経済産業省から慶大先端生命研に総事業費の2/3を上限として補助事 業費が支払われます。

採択されたプログラム「統合システム生物科学を活用した有用生物資源の生産および新製品開発支援拠点の構築」は、慶大先端生 命研の基盤技術であるメタボローム解析技術と設備、遺伝子解析・メタゲノム解析技術と設備を地域の中小企業に提供し、地域に潜在する農林水産物、食品など の有用生物資源の探索や新規製品の開発などへの活用にて「地域資源の新たな魅力発掘と発信」における地域の戦略産業の育成を図るものです。また、ものづく り(自動車、医療)産業に携わるベンチャー企業を含めた地域の中小企業の事業を支援することで、地域産業の活性化と地域経済の成長に貢献します。

  冨田所長は「今回採択された6件の多くは大都市圏からの申請だった中で、地方都市で唯一私たちが採択されたことは今まで13年間みんなで頑張ってきた結果 だと思います。『日本の成長は地方から』を信念にその成功例となって我が国の科学技術を牽引していきたい。」とコメントしています。

本件に関する詳細は、関連URLの通りです。

このニュースは下記のメディアで報道されました。

  • 6/7 山形新聞 9面
  • 6/10 荘内日報 1面

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