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冨田所長、日本人初の国際メタボローム学会 終身名誉フェローを受賞

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の冨田勝所長は、6月25日-29日にオーストラリア・ブリスベンにて開催された第13回国際メタボローム会議において、「国際メタボローム学会 Lifetime Honorary Fellow(終身名誉フェロー)」を受賞しました。

Lifetime Honorary Fellow(終身名誉フェロー)は、国際メタボローム学会(本部: 米国ボストン)から、本学会の発展とその研究分野に長年にわたって大きく貢献した個人に対して与えられる非常に栄誉ある賞です。この賞は、冨田所長が国際メタボローム学会の第1回国際会議を山形県鶴岡市で2005年にホストとして開催し、CE-MSアプローチの最大の支持者の1人として、メタボローム学会の創設と発展に顕著な貢献をしたことを理由に授与されたもので、歴代11人目、日本人及びアジア人としては初めての受賞となります。
6月29日ブリスベンでの学会公式セレモニーにおいて、Julian Griffin (ジュリアン・グリフィン)国際メタボローム学会会長が冨田所長の功績を紹介した後、盾が贈呈され、全参加者数百人から拍手喝さいを浴びました。

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国際メタボローム学会は2005年に冨田所長と欧米の研究者数名が理事となってアメリカのボストンを本部に設立されたものです。冨田所長は学会理事として中心的役割を果たして指導力を発揮し、国際メタボローム学会の第1回国際会議を日本の鶴岡に誘致することに成功しました。
さらに第10回国際会議を2014年に再び鶴岡市で開催し、36カ国から550名が参加しました。冨田所長は2009年に国際メタボローム学会 功労賞も受賞しています。

受賞に際し、冨田所長は「山形県鶴岡市で開発したバイオテクノロジーが国際的に評価されたことはとても嬉しいです。同僚の曽我朋義教授と鶴岡発ベンチャーのヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社(HMT)の方々のおかげです。また、2005年と2014年に鶴岡で開催した国際会議で300人を超える外国人の方々が参加し喜んでいただけたことも評価されました。慶應先端研のみなさん、そして山形県民と鶴岡市民の方々に心より感謝いたします。」とコメントしています。

国際メタボローム学会ホームページ:
http://metabolomicssociety.org/
第13回国際メタボローム会議ホームページ:
http://metabolomics2017.org/

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