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アスベストによる悪性腫瘍の代謝の仕組み解明へ ~メタボローム解析で治療法開発に貢献〜

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)と国立がん研究センター(東京都中央区、中釜斉理事長)および、庄内地域産業振興センター(山形県鶴岡市、小林貢理事長)との共同研究において、慶應義塾大学の大学院生(政策・メディア研究科博士課程)であり、庄内地域産業振興センター職員でもある佐藤雄三君が、国立がん研究センター・鶴岡連携研究拠点の牧野嶋秀樹チームリーダーらと共同で、複数の悪性胸膜中皮腫細胞株における代謝拮抗薬の感受性の違いを発見しました。また、その薬剤および代謝産物処理による代謝産物の変化を明らかにし、タンパク質や遺伝子発現だけでなく代謝産物の変化を捉える重要性を示しました。今回の発表は、3機関における共同研究での初めての論文となり、悪性胸膜中皮腫における治療に有用な代謝バイオマーカー(注1)の探索や薬剤耐性機構の解明に繋がっていくことが期待されます。この研究内容は、20181012日午前6時(日本時間1012日午後1時)、スイス薬学専門誌「Frontiers in Pharmacology」のオンライン版にて発表されました。

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