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齊藤康弘特任講師 かなえ医薬振興財団 第48回研究助成金を受賞

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、所長 冨田勝)の齊藤康弘特任講師が、公益財団法人かなえ医薬振興財団の第48回研究助成金受賞者に選定され、今回の受賞者における最高評価を獲得しました。

公益財団法人かなえ医薬振興財団は、将来の日本の医療を担う若手研究者の育成のために1970年に設立され、これまでに全国1,790名の研究者に助成金および海外留学助成を提供しており、第48回となる2019年度は、560名の応募者から40名(研究助成金に33名、海外留学助成金に7名)が選定されました。

(詳細はかなえ医薬振興財団ホームページ http://www.kanae-zaidan.com/ をご覧ください)

今回の研究助成金受賞者の中で、齊藤特任講師(「ER陽性乳がん細胞におけるアミノ酸トランスポーターの細胞内局在制御に関わる輸送たんぱく質の機能阻害」で研究助成金を受賞)が、最高評価を獲得しました。海外留学時に発見した乳がんにおける新たなアミノ酸に関する研究で、英国科学雑誌Natureに筆頭著者論文として掲載された結果に基づき、本研究提案は乳がん細胞が増えるのにアミノ酸が重要であること、そして、そのアミノ酸が、がん細胞に取り込まれる仕組みに着目し、乳がん細胞の増殖を阻害する新たな治療薬・治療法の開発を検討している点が評価されました。

齊藤特任講師のコメント:

「アメリカ留学時に思いついた研究、そして、その研究成果がこの度の受賞に繋がり、大変うれしいと共に光栄に存じます。本助成の受賞をきっかけに、鶴岡から新たな乳がん治療法や予防法が提案できるよう、これからも研究に邁進していきたいと思います。」





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