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抗がん剤の効果を飛躍的に高めるタンパク質SLFN11の新機能を発見

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)の村井純子特任准教授らのグループは、米国国立衛生研究所(NIH)との共同研究で、抗がん剤の効果を飛躍的に高めるタンパク質SLFN11の新たな機能を発見しました。SLFN11は、50年来がん治療薬として使用されている白金製剤や、日本で卵巣がんに対して最近承認されたPARP阻害剤の抗がん効果を飛躍的に高めるタンパク質として注目を浴びています。本研究では、SLFN11が抗がん剤の投与下で、クロマチンの構造を変化させ、最初期遺伝子(immediate early genes)と呼ばれる、ストレス応答や免疫反応に関わる遺伝子群の発現を高めることを発見しました。
本研究は、2020年3月25日(日本時間)に米国科学誌『Cell Reports』のオンライン速報版に掲載されました。

プレスリリースはこちらをご覧ください。

このニュースは下記のメディアで報道されました。

・3/26 山形新聞 30面

 「抗がん効果↑新機能を発見 先端研、鶴岡中央高生3人も助手」

・3/27 荘内日報  1面トップ

 「抗がん剤効果高める「SLFN11」 新機能発見」

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