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クマムシゲノム由来のDNA配列を用いて、光るクマムシの作出に成功

慶應義塾大学先端生命科学研究所(所長 冨田 勝)の荒川 和晴 教授と、⼤学共同利⽤機関法⼈⾃然科学研究機構 ⽣命創成探究センター⽥中 冴 特任助教(慶應義塾⼤学 先端⽣命科学研究所 所員)のグループは、ExCELLS/基礎⽣物学研究所の⻘⽊ ⼀洋 教授と共同で、極限環境耐性生物であるクマムシに緑色蛍光タンパク質などの外来遺伝子を発現させることに世界で初めて成功しました。

研究グループは、クマムシのゲノム由来の配列を⽤いた遺伝⼦発現ベクター「TardiVec」を新たに開発し、それらが遺伝⼦ごとに組織特異的な発現を⽰すこと、および、複数のクマムシ種において機能することを発⾒しました。クマムシの細胞内におけるタンパク質の挙動が観察できるようになることで、クマムシのもつ乾眠という能⼒を可能にしているメカニズムの解明につながることが期待されます。

この研究成果が、国際科学雑誌「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (米国科学アカデミー紀要)」 (2023年1月31日付、オンライン版 2023年1月24日付公開,解禁日時の設定なし) に掲載されました。


プレスリリース詳細はこちらをご覧ください。
(用語解説もプレスリリースをご覧ください)


▼このニュースは下記のメディアで報道されました。
・2/1 山形新聞 24面
・2/1 毎日新聞 オンライン掲載 
・2/4 荘内日報 1面

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