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23.03.03
慶應義塾大学先端生命科学研究所 所長 冨田勝が退任、次期所長に荒川和晴を選出
(23.03.03)
慶應義塾大学先端生命科学研究所(以下、先端研)は、2023年3月末日付けで所長を務める冨田勝が退任し、2023年4月1日付けで同大学院政策・メディア研究科/環境情報学部 教授 荒川和晴を次期所長として選出しましたことをお知らせいたします。次期所長の任期は、2023年4月1日から2年間です。
冨田は、2023年3月末日で同大学環境情報学部教授職を定年退職することに伴い、先端研開設以来務める所長の任を退くこととなりました。退任後は、一般社団法人 鶴岡サイエンスパークの代表理事を引き続き務める予定です。
次期所長に選出された荒川は、冨田のもとで学位を取得した先端研設立当初からのメンバーで、専門分野はシステム生物学とバイオインフォマティクスです。長年ゲノム科学やマルチオミクス解析の研究を行い、Spiber株式会社などとの共同研究でクモ糸の強靭さを実現するメカニズムを解明するなど、研究者として最前線で活躍しています。
■ 荒川和晴プロフィール
慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院政策・メディア研究科で修士課程と博士課程修了。博士(政策・メディア)。その後、日本学術振興会特別研究員を経て慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究助手、特任講師、特任准教授、同環境情報学部准教授を歴任。自然科学研究機構 生命創成探究センター客員教授、国立研究開発法人 理化学研究所 客員主管研究員を兼務。
Intelligent Systems for Molecular Biology SGI Awards (2002)、慶應義塾塾長賞 (2003)、Mashup Awards Google賞 (2008)、Open Science Award (2016)、日本バイオインフォマティクス学会 Oxford Journals JSBi賞 (2016)、山形県科学技術奨励賞 (2019)、日本発生生物学会 DGD賞 (2020, 2022)などを受賞。
■ 現所長 冨田のコメント
「荒川さんは、国際性、独創性、突破力、発信力の四拍子揃った次世代のエースです。鶴岡そして山形をますます面白くしてくれると期待しています。」
■ 次期所長 荒川のコメント
「冨田所長が築き上げた研究所のミッションを引き継ぎ、鶴岡から世界を変えるイノベーションを今後一層生み出し続ける先端研となるよう尽力いたします。」
左から冨田勝所長、荒川和晴次期所長
▼このニュースは下記のメディアで報道されました。
・3/3 NHKやままる「鶴岡 慶應義塾大先端生命科学研究所 冨田所長が退任会見」
・3/3 YBC news every. 「「スパイバー」など生んだ慶応大先端研の名物所長が退任へ 山形県」
・3/6 TUY Nスタ「「自分がどう楽しめるかを考えることも大切」慶応大先端研・冨田勝所長が退任」
・3/4 山形新聞 20面
・3/4 河北新報 24面
・3/4 毎日新聞 21面
・3/5 荘内日報 1面