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台湾・国立中興大学生命科学院と連携協定を締結

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、以下先端研)は、台湾の国立中興大学生命科学院とMEMORANDUM OF UNDERSTANDING(連携協定)を11月8日に締結いたしました。


中興大学は日本統治下の台北帝国大学の農林専門部を前身とする大学で日本との関わりも深く、生命科学、トランスレーショナルメディシン、生体医工学、生物工学、グリーンテクノロジーなど、農業・環境・生命系に強みを持つ総合大学です。特に生命科学院はその中の生命科学系大学院で、この度

  • 学生や研究者の相互交流
  • 共同研究、講演会、合同シンポジウムの開催

など、国際連携を強めるために連携協定を結びました。

中興大学は現在特に脱炭素に向けた取り組みに力を入れており、先端研の人工クモ糸などの再生・生分解可能バイオポリマーの取り組みなどと相乗効果が期待され、特に先端研のメタボローム解析をはじめとしたオミクス解析を活用した共同研究の進展により持続可能な社会の実現に貢献することができます。また、亜熱帯から熱帯にまたがる台湾の豊かな生物資源の活用も期待されます。

研究契約はまずは5年間。大学院生や研究員の短期間(数ヶ月)の相互派遣や、合同シンポジウムの開催などを予定しています。

荒川所長は「中興大学生命科学院院長の黄教授は日本の東工大で博士号を授与されており、日本語も堪能で、慶應先端研にも過去に研究会などで訪問されています。台湾はこのように最も近い隣国で日本との親和性も高く、密接な国際協力が期待できます。」とコメントしています。

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