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「普段の食事」で腸内環境は揺らがない?腸内環境の驚くべき「個性」と「安定性」が判明〜日本人を対象とした食事介入試験で腸内環境の「個性」と「安定性」を検証〜

今回の発表のポイント

•腸内細菌叢やそれらの代謝物質の構成は、日々の食事の違いによらず個人ごとに特有で、かつ安定していることを、25名の健康な日本人を対象とした研究で明らかにしました。
•腸内のメタボロームプロファイルは機械学習により92%以上の精度で個人識別が可能であることが明らかとなり、腸内細菌叢のみならず産生される代謝物質も人それぞれ異なることが明らかになりました。
•本研究成果は、便を用いた腸内環境の評価が、普段の食事内容を大きく逸脱しない限り直前の食事にあまり影響されず、信頼性の高い指標となる可能性を示すものであり、今後の腸内環境に基づく個別化医療・ヘルスケアへの応用が期待されます。

研究概要
 慶應義塾大学先端生命科学研究所(住所:山形県鶴岡市、所長:荒川 和晴)の石井千晴訪問研究員(筆頭著者)および福田真嗣特任教授(責任著者)らの研究グループは、健康な日本人25名を対象とした縦断的研究を通じて、腸内細菌叢および代謝物質のプロファイルが、食事内容の違いに関わらず個人ごとに一貫して安定していることを明らかにしました。本研究成果は、Taylor & Francis社の学術誌「Gut Microbes Reports」に掲載されました(現地時間2025年11月16日付)。

 研究成果は、2025年11月16日に、Gut Microbes Reports誌(https://www.tandfonline.com/journals/kgmr20)に掲載されました。

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