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グアーガム分解物の摂取が 新型コロナウイルス感染動物モデルの感染死を抑止 ~腸内細菌叢由来代謝物質の関与を示唆~
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25.01.20
グアーガム分解物の摂取が 新型コロナウイルス感染動物モデルの感染死を抑止 ~腸内細菌叢由来代謝物質の関与を示唆~
(25.01.20)
慶應義塾大学先端生命科学研究所(住所:山形県鶴岡市、所長:荒川 和晴)の福田真嗣特任教授と楊佳約(ヨウ カヤク)特任助教は東京大学医科学研究所附属感染症国際研究センター 感染制御系ウイルス学分野(住所:東京都港区、センター長:川口 寧)の一戸猛志准教授、および株式会社メタジェン(本社:山形県鶴岡市、社長:福田 真嗣)と共同で、ハムスターを用いた新型コロナウイルス感染動物モデルにおいて、PHGGの摂取が新型コロナウイルス感染症によるハムスターの感染死を有意に抑止できることを明らかにしました。PHGG摂取群では便中で腸内細菌叢由来の有用成分である短鎖脂肪酸が増加し、さらに便中および血中で新型コロナウイルス感染症の重症化を抑制することが報告されている二次胆汁酸が増加していました。そのためPHGGは、腸内細菌叢に作用することでこれらの代謝物質産生を促進することで、新型コロナウイルス感染症を有意に抑止することが示唆されました。
本成果は、国際的なオンライン学術誌「Gut Microbiome」に1月14日付(現地時間)で掲載されました。
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