環境システム生物学プロジェクト/Environmental systems biology Project

生物が本来生育する野外環境は、温度や光、周囲の生物などが時空間的に変動する非常に複雑な環境です。均一な実験室とは違い、野外のように複雑な実環境での研究は様々な困難が伴います。しかしながら、生物の真の姿を知り、応用するためには、実環境下での振る舞いの理解が不可欠です。
そこで我々は主に植物を材料に、実環境での生物の応答を理解し、予測し、制御することを目指しています。
そのために、独自に多検体化した網羅的計測手法（ゲノミクス、トランスクリプトミクス、環境DNA解析など）、情報科学的手法、気象データとの統合解析、並列精密環境制御など、様々な技術を駆使して取り組んでいます。

文献/Publication

1. Plant Methods, 18 (1), 1-18. (2022)
2. Plant, Cell and Environment, 45(8):2410-2427. (2022)
3. Environmental DNA, 3.337. (2022)
4. Plant and Cell Physiology, pcab088. (2021)
5. Nature Communications, 12(1), 1-16. (2021)
6. Nature Plants, 6, 1091-1097. (2020)
7. Science, 364(6443):886-889. (2019)
8. Scientific Reports, 9:7091. (2019)
9. Nature Plants, 5, 74-83. (2019)
10. Cell, 51(6):1358-69. (2012)

永野 惇 特任教授
Atsushi J. Nagano
Project Professor

前田太郎 特任助教
Taro Maeda
Project Research Associate