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盗機能生物学プロジェクト/Stolen-phenotype biology Project
盗機能生物学プロジェクト/Stolen-phenotype biology Project

盗機能現象とは、他種の形質を、遺伝子の水平伝搬を介さずに後生的に獲得する現象です。
これまで、薬剤耐性菌に代表される様に、形質の種を超えての移動では、DNAの種を超えた移動がその原因となると考えられてきました。しかし、盗機能現象を示す生物では、DNAでなく、オルガネラや酵素自体を他生物から流用することで、形質を安定して獲得することができています。
我々は、他生物の葉緑体で光合成をする軟体動物ウミウシなどを題材として、オミクス手法を駆使しながら、分子レベルから、野外行動レベルまで多階層に渡る研究を行うことで、本現象の分子機構とその生物進化における影響の解明に取り組んでいます。
プロジェクトHPリンクhttps://www.maedat-ac.com
文献/Publication

前田 太郎 特任助教
Taro Maeda
Project Research Associate