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慶應サマーバイオカレッジ2019開催される

2019年8月6日-8月8日に、慶應サマーバイオカレッジ2019(主催:慶應義塾大学環境情報学部/先端生命科学研究所、共催:鶴岡市、後援:山形県)が開催されました。 慶應義塾高等学校、慶應義塾志木高等学校、慶應義塾女子高等学校、慶應義塾湘南藤沢高等部、慶應義塾ニューヨーク学院の5校から18名が参加し、最先端のバイオテクノロジー実習を体験しました。当研究所の最先端の施設を使用しながら、遺伝子クローニ...

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120年の謎・がんの「鬼の目」を閉じるには? -がんのエネルギー産生と配分の仕組みを発見-

細胞にはDNAを包む核があり、その中に核小体と呼ばれる小さな目があります。悪性度の高いがんでは、核小体は「鬼の目」のように恐ろしいほど大きくなることが分かっています。肥大化した核小体は、約120年前に、がんに起こる変化として発見され、がんの診断や悪性度の指標として利用されています。 今回、シンシナティ大学・広島大学・慶應義塾大学を核とした国際研究チームは、いくつもの先端技術を結集し、がんで著し...

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第9回高校生バイオサミット開催される

 2019年7月29-31日、鶴岡メタボロームキャンパスにおいて、第9回高校生バイオサミットin鶴岡が開催されました。(主催:山形県、鶴岡市、慶應義塾大学先端生命科学研究所) これは、全国の高校生が集結し、「成果発表部門」「計画発表部門」の参加者による研究展示と研究発表、優秀作品の表彰、バイオサイエンスに関するディスカッション等を行う研究コンテストで、今年で9回目の開催となります。 第9回サミ...

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唾液中代謝物の人工知能(AI)解析によって乳がんを検出する方法を開発

慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授の杉本昌弘は、帝京大学医学部外科学講座教授の神野浩光、慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化器)専任講師の林田哲らとの共同研究により、唾液のメタボローム解析と人工知能を使って、高精度に乳がん患者を検出する方法を開発しました。【本研究の概要と意義】 杉本特任教授らの研究グループは、生体内の代謝物を一斉に測定して定量するメタボローム解析(注1)という技術を利用し、唾...

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"米ぬかが腸内細菌を変化させ大腸炎を抑制" 修士課程学生が解明、第23回腸内細菌学会にて最優秀発表賞を受賞

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程2年の田中一己(たなか・かずき)君は、先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝 所長)にて米ぬかの大腸炎抑制効果に関する研究を行い、その研究成果を6月18、19日に東京都江戸川区で開催された第23回腸内細菌学会にて発表し、最優秀発表賞を受賞、表彰されました。 第23回腸内細菌学会は、腸内細菌と宿主との関わりに関する先駆的、独創的な研究をメインテーマ...

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「クモの糸」強さの秘密が明らかに ~新遺伝子発見で新素材開発に期待~

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)の河野暢明特任講師と荒川和晴准教授のグループはSpiber株式会社(山形県鶴岡市)中村浩之研究員らのチームと共同で、コガネグモ科オニグモ(Araneus ventricosus)のゲノムを決定し、世界で初めて多様なクモ糸タンパクとそれに関連する遺伝子の全貌を明らかにし、糸遺伝子の系統解析に成功しました。この研究では新たなクモ糸遺伝子や、糸の...

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核酸代謝鶴岡カンファレンス 開催のご案内

2019年8月31日(土)~9月1日(日)に、「核酸代謝鶴岡カンファレンス」(主催:核酸代謝鶴岡カンファレンス実行委員会、公益財団法人庄内地域産業振興センター、共催:国立研究開発法人国立がん研究センター、慶應義塾大学先端生命科学研究所)が山形県鶴岡市の先端研究産業支援センターにて開催されます。 ▼詳細は下記をご覧ください。核酸代謝鶴岡カンファレンス 【事務局・お問い合わせ】 国立がん研究センター...

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「人工鮫肌」を3Dプリンターで作成 ~生命の表面構造を簡単に再現できる仕組み〜

慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)で研究活動を進める、環境情報学部4年の安田侑史君とガリポン ジョゼフィーヌ特任助教の研究グループは、カナダ オンタリオ州のQueen's大学David Rival准教授ら、東北大学総合学術博物館 佐々木理准教授と共同で、一般的な3Dプリンターを用いて、顕微鏡データに基づいた人工鮫肌の作成に成功し、その作成法が米国科学専門誌「Journal ...

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メタゲノム・メタボローム解析により大腸がん発症関連細菌を特定

慶應義塾大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任教授と大阪大学 大学院医学系研究科の谷内田真一教授(がんゲノム情報学、前国立がん研究センター研究所・ユニット長)、東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の山田拓司准教授、東京大学 医科学研究所 ヒトゲノム解析センター ゲノム医科学分野(国立がん研究センター研究所 兼任)の柴田龍弘教授らの研究グループは、多発ポリープ(腺腫)や大腸がんの患者さんを対象に、...

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ミノムシのゲノム解明ーミノムシが魅せる糸の強さに関する遺伝子配列の特性を発見ー

慶應義塾大学先端生命科学研究所の河野暢明特任講師と荒川和晴准教授は理化学研究所沼田圭司チームリーダー、Spiber株式会社(山形県鶴岡市)中村浩之研究員らのチームと共同で、鱗翅目ミノガ科のオオミノガ(Eumeta variegata)の糸が一部のカイコガやヤママユガよりも強いことを解明し、その強靭さが糸遺伝子に含まれている特殊な配列構造に起因する可能性を報告しました。ゲノムレベルで糸の強さと遺伝子...

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